店舗設計設備|換気の勉強!ロスナイとは?
基礎知識皆様こんにちは!
店舗デザイン設計会社のマティータです。
今回は店舗を作るのに絶対に必要な設備「換気設備」の機器のお話です。
皆様は「ロスナイ」というものはご存知でしょうか?
これは換気設備機器でその名の通り「ロス」が「無い」機器です。このロスナイは店舗を運営するのに非常に大事になってくるランニングコストに大きく関わってきます。ですので店舗を作る際には導入の検討も必要になってくるのでこの機会に勉強しましょう!
とはいえ私も専門家では無いので、一緒に勉強しながらお話ししていきたいと思います。多少の不備は大目に見てください、笑。
1_まずは空調換気システムのおさらい
まず始めに「換気設備」のお話をするには、換気とも大きく関わりのある「空気調和設備(以下、エアコン)」も重要になりますので、まず最初は空調換気システムのおさらいから始めます。
まず今回の設定としては
「真夏の8月で気温が35°で、自宅の部屋にいる」
という設定でお話ししていきます。
皆様が真夏の暑い日に部屋にいると、まず行うのが部屋にあるエアコンのスイッチを入れることかと思います。
それでは今回はエアコンの温度を25°に設定しましょう。
エアコンを入れることにより部屋の温度はどんどん下がり快適になりました!
ただ部屋の温度は下がり快適にはなりましたが、部屋の空気というのは生活していくとどんどん汚れていきます。
ですので「換気」というものが必要になってくるわけですね。
換気は部屋の空気を外へ出す「排気」と、外の綺麗な空気を部屋に入れる「給気」にて成り立っており、エアコンと換気が同時に行われることにより部屋は綺麗な空気で快適な温度になるというわけです。
これが空調換気のシステムですね。
2_この空調換気システムには気になる点が
前述した通り空調換気システムにより、部屋は快適になりましたが、、、
少し気になるところがありますね。
部屋の空気を綺麗にする換気ですが、もう少し正確にお話しすると
部屋の25°の空気を排気し、外の綺麗な35°の空気を給気する
となるのですが、ここで疑問が。
「せっかく25°に冷やしている部屋に35°の空気入れちゃって良いの?」
そうなんです。
外から暖かい空気が入ってきてしまうので、エアコンはフル稼働で部屋を冷やす作業を行なっているのです。
エアコンがフル稼働するという事は、その分電気代が掛かるということですね。
この点が気になる点ですね
3_エアコン効率を改善!ロスないとは!
ではここからが本題ですね。ずばりロスナイとは?
「ロス」を無くし、エアコンの効率を上げる機器
で、おそらく合っていると思います、笑
「熱交換機」と言われ、部屋から排気する25°の空気を利用し、外から入ってくる35°の空気を25°に近づけて給気する機器です。
こうすれば入ってくる空気が室温を下げるのを減らし、エアコンもフル稼働が不要になるので、効率も上がり結果的に省エネになるという事ですね。
3_まとめ
以上、ロスナイのお話をしましたがいかがだったでしょうか?
これ以外の内容も合わせロスナイの役割をまとめると
・排気の温度を利用し、給気の温度を調整する
・給気フィルターにより外からの空気の不要物を除去 ・しっかりと換気出来て、省エネにもなる。 |
詳しくはこちらの三菱さんのページをご覧ください 三菱ページはこちら
ただ正直ロスナイを導入する店舗が多いかというと実は少ないですね。イニシャルコストが上がるので避けるオーナーも多いのが現状です。
でも機器自体は素晴らしいものですので、イニシャル・ランニングコストを検討し、
どちらが得かをしっかりと考えて導入を検討することをお勧めいたします。
是非参考にしてみてください。
以上です。
最後までお付き合い頂きありがとうございます