コロナ禍で気づいた店舗デザイン|屋外席
基礎知識皆様こんにちは!
店舗デザイン設計会社のマティータです。
今回はコロナ禍で気づいた店舗デザインに関する事についてお話ししたいと思います。
2021年9月現在まだまだ終息が見えないコロナウィルスですが、店舗も日々感染対策をしながら店舗を運営しております。そんな店舗を見ると
「あれっ?実はこの姿が正解なんじゃないか?」と思える、気付かされる事がいくつかあります。
今回はそんな中で「飲食店の屋外席」について考えてみたいと思います。
これはコロナウィルスの対策として窓を開けるなどの換気がありますが、屋外なら換気の必要もなく感染もしづらいのでは?という所ですね。
でもお客様にとって本当に屋外席って良いのでしょうか?皆様は屋外派ですか?それとも屋内派ですか?
屋外席の良し悪しというのは正直人の好みによるところが大きいと思いますが、これだけパンデミックの世の中になってしまっては人の考え方も大きく変わっていき、屋外席の需要も増えると考えられます。
ですのでどのようなメリットデメリットがあり、屋外席を設けるにはどのようなプランが良いのか考えてみましょう。
1_屋外席のメリット・デメリット
まずは屋外席のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
<メリット>
・常に空気が新鮮である ・空間が狭苦しくなく開放感がある ・気温や風など季節を感じながら飲食を楽しめる |
<デメリット>
・強風時などほこりが舞うと衛生上良くない ・雨天など天候によっては使用できない ・季節によっては温度対策をしていないと不快である |
このような事が考えられると思います。
デメリットから見てみると、確かに天候に左右されるし温度対策にもそれなりに設備が必要ですので、そこをどう捉えるかがポイントですね。
ただメリットも大きいのは確かです。記載した内容以外にも、静かな店内より会話しやすい、料理の匂いが通行人にも届く、人の賑やかさが外の通行人に直接伝わるのでお店のアピールにもなるなど、営業効果も得られそうですので、取り入れる価値は充分にあると思います。皆様も是非検討してみて下さい。
2_現実的にどのように計画すべきか?おすすめアイデアはこれ!
では屋外席を取り入れるためにはどうしたらいいのでしょうか?
店舗が1階で入り口付近に席を設けられるスペースがあれば簡単です。
ではスペースが無い時や2階以上の場合は?そんな時におすすめのアイデアがこちら!
こちらをお勧めしたいと思います。
具体的にどのようにするかというと、1階ならば入り口を屋外席分セットバックする、2階以上ならついているサッシを外し開放する、このような計画です。
当然ながら温度対策が必要であったり雨風をしのぐ設備も必要です。また実際には建築的に不可能で出来ないという事も考えられます。
ただほんの少しでも工夫すれば屋外的な客席が作れるはずです。
テーブル1つ分でもいいから入り口セットバックしようか・・・
小さい窓しかないけど開放して少しでも新鮮な空気をいれよう・・・などなど
ほんの少しの工夫でかなり変わります!素敵なお店になります!
色々と考えて勝ち残れるお店づくりをしていきましょう!
是非参考にしてみてください。
以上です。
最後までお付き合い頂きありがとうございます