店舗デザイン基礎知識|DIYでお店作り!考えてみます
基礎知識皆様こんにちは!
店舗デザイン設計会社のマティータです。
今回はDIYについてお話ししたいと思います。
最近はYoutubeなどでもDIY動画は多々あり、やり方を教えてくれている動画もありますので、お店を作る際に出来るだけコストを抑えるためにDIYを考える方もいるかと思いますが
どこまで自分で出来るかな?
不安になりますよね。ですので今回はDIYを行う際の注意点を考えてみたいと思います。
■目次■
1_まずはお客様に対しての責任をしっかり頭に入れよう 2_各工事項目チェックしていきましょう 3_家具購入の際の注意事項 4_まとめ |
1_まずはお客様に対しての責任をしっかり頭に入れよう
まず始めに店舗オーナーとなる方へしっかりと頭に入れておいてほしい事があります
それはお客様に対しての責任です。
・もし壁に付いている棚がお客様の頭に落ちてきたら
・もしお客様が座っているベンチが崩れたら ・もしガス漏れが発生し火災が起きたら |
店舗を運営するからには様々な事故が起こる事が想定され、事故が起きた際に被害に遭われたお客様に対して責任を取らなければなりません。
まずはこれをしっかりと頭に入れて頂きたいのと同時に
DIYで作ったお店の方が事故リスクが高くなる
というのも理解した上で、DIYを行なって頂きたいと思います。
2_各工事項目チェックしていきましょう
それでは各工事項目をチェックしていきましょう。
どんな工事内容がDIYに適しているのか考えていきたいと思います。
今回は下記の項目に分けて考えていきたいと思います。
<工事項目>
・造作工事:天井、壁、建具、陳列棚などの造作 ・仕上げ工事:床、壁、天井などの仕上げ ・家具工事:テーブル、椅子、陳列台などの設置 ・設備工事:電気、空調換気、給排水ガス |
■造作工事■
まずは造作工事です。お店の形を作る天井や壁、その他建具や棚などかなり技術と労力が必要な工事です。材料も様々な種類のものがあり、専門の道具も必要ですね。また壁や建具などは水平垂直などものすごく繊細でもあります。
ですので造作工事は内容にもよりますがDIY行うのであれば
専門家監修のもとで行うのが良いと思います。
先述した通り内容次第では事故も起こりやすい内容になりますので、安全性が非常に重要になってきます。その安全性を高めるには技術が必要ですので、DIY行うのであれば専門家監修のもとで安全チェックをしてもらいながら行なって下さい。
■仕上げ工事■
続いては仕上げ工事です。お客様の目に直接入ってくる仕上げ材ですね。クロス、塗装、石、タイルなど素材も色々ありますので、デザイン的にも最重要視する部分です。
素材によって工程や使う道具、技術も全く違ってきますし、なんと言ってもお客様の目に見えるものなので、綺麗に仕上げる技術がとても重要になってくる項目です。
但し先述した技術不足により大きな事故が起こる可能性としては低い項目なのではないかと思います。
ですので仕上げ工事は使う素材にもよりますが
DIYで出来ますが、高い仕上げ精度が必要です。
恥ずかしい状態での完了にならないように注意して下さい。
■家具工事■
続いては家具工事です。ここでの家具工事とは設置のみのものとしてお話しさせて頂きます。
この家具工事に関してはDIY(原則購入設置して終わりなのでDIYかどうかは別として)でも問題ないかと思います。
1点だけ注意しなければならないのは
壊れたりしない精度のものを選定購入するのが大切です。
この点だけ注意して下さい。
■設備工事■
続いては設備工事です。この工事は先に言っておきます。
DIYはやめて専門家へ依頼しましょう。
各工事専門的な知識や技術が必要ですし、様々な機器を設置します。その際に一つ間違えると機器が壊れたりもします。その他漏電、水漏れ、ガス漏れなどの事故の可能性も大です。実際には専門の資格がないと工事が出来ませんので、きちんと専門家へ依頼しましょう。
以上が各項目の見解です。
どこまで自分でやろうか?悩みますよね。この内容を参考に考えてみて下さい。
3_家具購入の際の注意事項
続いてはネットなどにて家具を購入される際の注意点についてお話ししたいと思います。
ここでの注意点は1つだけ
耐久性について充分に考慮する
例えば商品陳列台などですと、乗せる商品の重量に耐えられるかどうかですね。重い商品を陳列した場合、重量に耐えられず棚が壊れてしまう事が考えられます。
その他飲食店の椅子もそうです。お客様が座っている時に脚が折れてしまうなどの事故の話も聞きます。
これらが原因でお客様が怪我をされた場合はお店の責任になります。ですので特に安価な家具にはよくある事ですので、徹底的に調べて購入するようにして下さい。
4_まとめ
最後はまとめです。
・DIYする際にはお客様への責任を充分に考慮して行う
・工事内容によってはDIYはやめて専門家へ依頼する ・家具を購入する際には耐久性に周囲が必要 ・DIYを行う場合は安全には充分に注意する |
以上のようなポイントをしっかりと頭に入れておきましょう。
ご自身の大切なお店ですので、DIYで作ればなおさら愛着も増します。そんなお店が事故などのトラブルに見舞われては可哀想です。ですのでくれぐれも問題にならないように専門家のアドバイスも聞きながら計画してDIYを行いましょう。
是非参考にしてみてください。
以上です。
最後までお付き合い頂きありがとうございます