出店者様向け|設計会社の業務まとめ どこまでやってくれるの?

基礎知識

皆様こんにちは!

店舗デザイン設計会社のマティータです。

今回はお店を出店する際に業務を依頼する設計会社の業務内容のお話しです。

新店の設計を依頼する際に

「出店初めてで何もわからない」

「設計会社ってどこまでやってくれるのかな?」

などと、不安に思う事があるかと思います。そんな不安を解消すべく設計会社の業務内容を解説いたします。

ただ始めにお伝えしたいのが、設計会社によっても請負う内容が違う場合があります

「弊社はデザインしかやらないんですよ」

「我々はデザインは苦手で設計図書の作成しか出来ません」

などというお話をしてくる会社もいるかと思います。この点については事前にどこまでやってもらえるのかを確認し、問題なさそうだったら依頼するようにしましょう。

<主に設計会社が請負う業務内容>

1_デザイン計画

2_基本、実施設計図の作成

3_監理

それでは各業務内容を説明いたします。

全体の業務の流れに関してはこちらの記事も参考に!

1_デザイン計画

デザイン計画の主な業務内容は下記になります。

・レイアウト計画:何処に何を配置しようかなどの計画

・照明計画:どのような配灯にするかなどの計画

・デザイン計画:どんな形にしようか、色はどうしようなどの計画

・マテリアル計画:クロスやタイルなど、どんな材料使おうかなどの計画

この内容を図面、CGパース、実物サンプルなどで提示しプレゼンテーションします。そしてオーナー様の意見を聴きながら、デザインをどのようにするか決めていきます。

2_基本、実施設計図の作成

デザインが決まりましたら、設計を開始いたしますが、設計にも2種類あり

・基本設計:まとめたデザインを施工会社が見積りを作成出来る様に作図したもの

・実施設計:工事金額がオーバーした場合などの減額デザイン調整を行い、これで工事を行いますという最終図面

と、いうものがあります。この設計図書の作成を行い、工事が始められるように対応します。またこれ以外にも工事完了後の竣工図面の作成なども行います。

3_監理

設計会社が行う管理業務の主な内容は下記になります。

・施工会社への計画内容説明~見積り作成指示(入札など)

・工事金額の精査、調整。予算オーバーの場合は減額調整なども行う

・工事の進捗確認や、施工会社からの質疑対応、定例会議の実施

・工事完了時の竣工検査、諸官庁、消防、保健所検査の対応

などなど、主にこのような内容になります。設計が完了した後も、お店が出来上がるまできちんと監理を行います。

ただし設計会社は現場管理業務は請負わず常に現場にはいません。常駐しているのは施工会社の管理者で、定期的に現場には確認のため訪れますが常駐は致しません。

-ではオーナー様には何をやって頂く?-

では設計会社・施工会社が各々の業務を行うとして、オーナーとしてやらなければならない事はどんな業務なのか?主にこちらです。

・インフラの申込:水道、電気、ガス、通信など

・端末機器の契約、手配:電話やネット機器、レジ機器など

・広告関連の手配:ホームページや印刷部物など

・商品、メニューに関する事

・人材の手配

など、主に営業面の業務になります。

-結局設計事務所って?-

ここまでのお話で設計事務所がやってくれる事、オーナー様がやるべき事がわかったかと思います。

結局のところ設計事務所の役割とは

オーナー様の代わりに取りまとめをしてくれる!

と、思って頂いて良いかと思います。自分の要望などをきちんと伝え、イメージ共有をしておけばあとは任せておけば大丈夫です。そして営業面に思考を切り替えてより良いお店に出来るように尽力していく事をお奨めいたします。

是非参考にしてみてください。

以上です。

最後までお付き合い頂きありがとうございます